私は1年後に在宅で月収30万円を目指す0歳児ママです。
現在目標達成に向けて、webマーケティングのプロの元で学んでいます。
人の心を動かす文章が書けないと悩んでいるあなたに、少し振り返っていただきたいのですが、これまでこんな経験はありませんか?
- 買うつもりはなかったのになぜか買ってしまった
- 申し込むつもりじゃなかったのに入会していた
誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
そう思いますよね。
でもよく考えてみてください。
「買うつもりはなかったのに購入すると決めた」この決断は、自分の心が動いた結果。
そこで、なぜ自分の心が動いたのかを知ることが、人の心を動かすライティングの第一歩になるのです。
そして自分の心が動いた理由を先にお伝えすると
それは9つの欲求が刺激されたから。
そうなんです。ほとんどの人は自覚がないままにこの欲求に突き動かされています。
そして、この欲求が何なのかを知れたあなたは人の心を動かすことができます。
なぜなら、ライティングでその欲求を刺激すればいいからです!
これはコピーライティングで必須のテクニック。
今回は人の行動を駆り立てるGDTの法則についてお伝えします。
魅力的な文書を書く人は必ず意識しているものです。
これを使えば、「読者の心を動かす文章が書けない」という悩みが解決できます!
GDTの法則と9つの欲求とは
GDTの法則とは、欲求を刺激して行動を促すコピーライティングの法則のことです。
世界的に有名なマイケル・フォーティン氏が提唱した法則
正式名称を「3×3ヘッドラインルール」と呼ぶ
人間を最も行動に駆り立てる要素を整理しており、下記の3つのレベルで表しています。
GDTの法則
Goal:目標 人が理性で追い求めるもの(弱)
Desire:欲望 人が感情的に追い求めるもの(中)
Teaser:本性 人が本能的に追い求めるもの(強)
この3つの頭文字を繋げて、日本ではGDTの法則と呼ばれています。
欲求レベルは、Goal(目標)→Desire(欲望)→Teaser(本性)の順で強くなっていきます。
また、それぞれの欲求に対して、具体的な3つの要素があります。
つまり、3×3で合計9つの人の欲求を表していることになります。
冒頭でのお話に戻りますが、
「買うつもりはなかったのに買ってしまった」
それはGDTの法則によってあなたの感情が刺激され、その商品を手にすることで自分の欲求が満たされると思ったからです。
「自分へのご褒美に買っちゃった」
とよく言っている人は、まさにこの欲求によって購入し、後からそれを理性で正当化しようとしている状態です。
つまりGDTの法則を知り、使いこなして人の感情を揺さぶることで、簡単に行動してもらえるようになるのです。
先述した通りこの9つの欲求は3つのレベルに分かれているので、レベルごとに見ていきましょう!
欲求レベル1:Goal(3つの目標)
1つ目はGoal(目標)。
これは目標達成する上で「人はなるべく楽をしたい」という欲求に基づいています。
3つの中で一番弱い欲求で、感情を揺さぶる度合いとしては最も低いものになります。
これは下記の3つに分類されます。
- Save Time:時間をかけたくない
- Save Effort:努力したくない
- Save Money:お金を使いたくない
何か達成したい目標がある場合
できるなら時間もお金もかけずに、楽をして理想の状態を手に入れたい
こう考えるのが人間です。
たくさんの時間とお金をかけて、できるだけ苦しい思いをして理想を手に入れたいと思う人はいませんよね。
つまりこの欲求を満たすことで、読み手は興味を示してくれるようになります。
では具体的に見ていきましょう!
【1】Save Time:時間をかけたくない
人はできるなら時間を使いたくないと考えます。
なるべく短い期間で目標達成したい生き物です。
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【2】Save Effort:努力したくない
人はできるなら努力せず、楽して理想を叶えたいと思いますよね。
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【3】Save Money:お金を使いたくない
誰しもお金を減らしたくないので、できるだけお金をかけずに目標を達成したいと考えます。
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この3つがGoalである3つの目標です。
では続いて次のレベルに進みましょう!
段々欲求レベルが上がり、強くなっていきますよ。
欲求レベル2:Desire(3つの欲望)
Desire(欲望)は、先ほどのGoal(目標)よりも強い欲求。
Goal(目標)は理性に近いものでしたが、これは多くの人が感情的に欲する要素です。承認欲求もこの一つになります。
時間やお金、労力をかけてでも欲しがるもので、下記の3つに分類されます。
- Greed:富や名誉がほしい
- Lust:愛されたい
- Comfort:苦悩や悩みのない快適な状態でいたい
例えば、
「飲むだけで痩せるサプリ500円」と言われた時は買おうか悩んだとしても、
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には悩まずお金と時間を使う人がたくさんいます。
お金や時間、労力をかけてでも手に入れたいと感じる欲求です。
では順に一つずつ見ていきましょう!
【4】Greed:富や名誉がほしい
「お金持ちになりたい」「周りから賞賛されたい」という欲求です。
そんなこと思っていないなと感じる人もいるかもしれませんが、深層心理の中では必ずこのような感情はあります。
人は周りより自分の方が優れていると思いたい生き物です。
ハイブランドを身に付けたり、SNSで華やかなそうな暮らしをアップすることも、この欲求の一つです。
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これを知れば誰もが羨む暮らしが手に入ります
【5】Lust:愛されたい
「綺麗でいたい」「人気者になりたい」「モテたい」という欲求です。
これも多くの人がもつ欲求です。
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【6】Comfort:苦悩や悩みのない快適な状態でいたい
苦悩や悩みがある生活をしたい人はいないですよね。
人は快適な毎日を過ごしたいし、不安があるならそれを解消したいと思っています。
将来の不安(お金・病気・仕事など)もここに含まれます。
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では続いてこれら3つの欲求よりも強いレベル3に進みましょう!
欲求レベル3:Teaser(3つの本性)
これはGDTの法則で一番強い欲求です。
人間が動物として逆らうことのできない原始的な部分であると言えます。
本能に近く逃れられない欲求です。
これは感情を強く動かしたい時に一番有効的なものになります。
Scarcity:(希少性のあるものに弱い)
Curiousty:(好奇心を搔き立てられるものが気になる)
Controvesy:(反社会性)
この要素を使うと、衝動的な行動を促すようなとても強いキャッチコピーになります。
【7】Scarcity:(希少性のあるものに弱い)
限定商品って気になりませんか?
人は「期間限定」「ご当地限定」など、いつでも手に入らないものに弱いです。
逆にいつでも誰でも手に入れられるものにはあまり関心がないんですね。
全ての人が参加できる訳ではありません。条件をクリアした人だけです。
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タイムセールや数量限定など、生活の中でもよく使われているものです。
【8】Curiousty:(好奇心を搔き立てられるものが気になる)
意外性のあるものや、好奇心を掻き立てられるものが気になってしまいます。
ギャップがその典型例です。
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【9】Controvesy:(反社会性、論争を巻き起こすものが気になる)
これは、人の常識的に考えられないことや、思わずドキッとしてしまうような過激なことが気になるという欲求です。
週刊誌でもこの手法が取り入れられているものが多いです。
また、ダメと言われることに弱いのも、この欲求の代表例です。
分かりやすいのは、未成年がタバコを吸うこと。
タバコを吸ってはいけないと分かっているけれど、それに反発するからこそ不良の定番となっているんですね。
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これはまず「先着50名」で早く申し込まなければいけないという希少性に訴えかけています。
また、「飲むだけで痩せる」という言葉で、運動や食事制限などの努力をしなくていいことを伝え、さらに「500円」という安い値段でそれが手に入ることをアピール。
それぞれの欲求が刺激され、これを見た人の心が動かされるのです。
まとめ
GDTの法則は、欲求を刺激して行動を促すコピーライティングの法則です。
文章の中に9つの欲求を刺激するワードを自然に入れて、ライティングのスキルを上げていきましょう!