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【安ければ売れるは嘘?!】マーケティングで欠かせないヴェブレン効果とは?

こんにちは、ゆうです。
  • 安くしても商品が売れない
  • 価格設定で悩んでいる

こんなお悩みありませんか?

実は、必ずしも商品が安ければ売れるわけではありません。

高い方が売れることもあるのです。

そこで今回は、マーケティングに欠かせないヴェブレン効果についてご紹介します。

高い方が売れるなんて興味深いですよね。

ヴェブレン効果とは

ヴェブレン効果とは、高価なものを買って「自分はすごい」と周りにアピールしたい気持ちを満たすための行動です。

普通なら、「できるだけ安く買いたい」という気持ちが働くことが多いですが、ヴェブレン効果では反対に、高いものを選びます。

え!高い物を買いたいってこと?

分かりやすのが、高級ブランドの商品を買うことです。

高級ブランドを身に付けることで、周りに「すごい!」と思ってもらいたいという欲求が満たされます。

購入の決め手にはブランド名が大きく影響しているんですね。

ヴェブレン効果は、商品そのものの機能や使いやすさではなく、持つことで周りの人に羨ましがられる」ことが目的となります。

ヴェブレン効果が良く見られる商品

ヴェブレン効果がよく見られる商品の例を3つご紹介します。

  1. 高級時計
  2. 高級車
  3. デザイナーバッグ

これらの商品を買う時には、周りからの評価を得たいという気持ちが働いた結果であることが多いのです。

 高級腕時計

高級腕時計は、富や地位を表す象徴的な商品。

ビジネスで成功している人が付けているイメージがありますよね。

ロレックス (Rolex)やオメガ (Omega)などの高級時計を着けることで、時計の機能やデザインだけでなく、「成功者」として周りに認識してもらいたいという気持ちが大きいです。

もし仮にロレックスが全く同じ品質でも1000円で手に入る時計であれば、売れないということです。

品質ではないところに価値があるなんてなんだか深いね…。

高級車

メルセデス・ベンツ (Mercedes-Benz)やBMW、レクサス (Lexus)のような高級車を買う理由は、その快適さや性能が好きというだけではありません。

購入を決める時には、誰もが知る高級車を持っていることですごいと思われたいという気持ちが働いています。

ただ車の品質に惹かれて購入するのではなく、「ベンツ」や「レクサス」という名前のついた商品を買うことに意味があるのです。

確かにベンツやレクサスを持っていると聞くと、周りの人達は「すごい!」と思うよね!

デザイナーバッグ

ルイ・ヴィトン (Louis Vuitton)やエルメス (Hermès)のように高級なバッグを持つことで、「自分は特別な人」という印象を周りに与えることができます。

確かに街中でも高級バッグを持っている人は目立つし、「このバッグを手に入れられる人なんだ」と感じるよね。
こういったバッグをSNSに載せる人も多いですよね。

人には「自分はすごいと思われたい」という欲求があるため、それをまさに満たすための行為になります。

つまり値段が高いからこそ、その商品の価値が高まっているのです。

高価な物を持つことで周りにすごいと思われたいという気持ちがあるからこそ、非常に高価な商品が売れるのです。

品質の良さだけで購入されているわけではないんだね。

ヴェブレン効果は、ブランドや商品の高価格戦略を支える重要な要素です。

ヴェブレン効果をマーケティングに活かす方法

そんな高級な商品を販売することなんてないから私には関係のない話だよね?

実はそうではないんです。

高級ブランドだけに関わる話ではなく、これは身近なマーケティングにおいてとても重要なものになります。

ヴェブレン効果は「商品の価格が高まるほど、その商品の需要や効果が高まる傾向にある」という事を表した心理効果。

つまり、価格設定に大きく関わってくるポイントなのです

 

商品にきちんと価値があったとしても

「高単価にするのは自信がないから単価をおさえたい」

と考えることがよくあります。

 

しかし、実はある程度高単価にした方がお客さんの満足度が高くなる傾向にあります。

なぜなら人は無意識に

高額商品=良い商品だろう

と考えるからです。

 

コンビニで買ったお茶でも、それを伏せて

「産地や製法にこだわった1杯2000円のお茶です」と言われれば、なんだか特別な味に感じませんか?

またセミナーでも同じです。

全く同じ内容であっても、1000円のセミナーと10万円のセミナーでは、後者の方が満足度が高いと言われています。

安い商品は売れない?

ターゲットによっては、安い商品が売れないことがあります。

実際に私がよく行く地元の飲食店で、先日オーナーからこんな話を聞きました。

田舎で営む小さな鉄板焼きのお店なのですが、とてもこだわりのある料理の美味しいお店なので、東京のイベントに出店のお話があったそうです。

 

そこで、田舎で提供しているのと同じ価格を提案したところ、

「その安さでは売れないからもっと価格を上げてほしい」

と言われたそうです。

 

その理由は、ターゲットは富裕層であり、安い商品は質が悪いと思われて売れないから。

そのため、本来の2倍近くの価格で販売したところ、大反響だったそうです。

商品やサービスの価格を決める時に、とにかく安くすればいいというわけではないんだね。
価格が高いからこそ感じてもらえる価値もあるのですね。

まとめ

今回はマーケティングで欠かせないヴェブレン効果についてご紹介しました。

価格が安ければ人が集まると思われがちですが、とにかく安くすればいいというものでもありません。

自分の商品やサービスを売りたいターゲットについてよく考えた上で、価格設定を考えましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました!